算数は大卒より中卒が解けるかもしれないについて

雑記

タイヤ交換をしに行った自動車整備工場での出来事。

作業の完了を待つあいだ、事務所の来客スペースで相席になった方が、塾の先生でした。

定年前は中学の先生をされていたみたいで、ある日同窓会で中卒の方1人と大卒の方2人の4人で話している時に、塾での数学の話になったそうです。

これ解けるか?

といって先生が出した問題に、大卒の2人は答えられず、中卒の1人だけが正解を答えられたそうなんです。

その問題が以下の3問。みなさんも一緒に考えてみましょう。

ちなみに方程式など使わずに答えるという制約があります。

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問題1 平均速度の求め方

ある子どもが学校までの道のりを行きは時速4キロで歩き、帰りは時速5キロで歩いた。行きと帰りの平均速度は?

なんとなく反射で「平均速度は4.5キロ」と答えそうになりますが、それは不正解です。

考えそうな(行きの速さ+帰りの速さ)÷2では求められません。
(4+5)÷2=時速4.5km

大卒の方は方程式を使わないでと言われたら、戸惑って答えられなかったそうです。そして中卒の方は惜しい答えを導いたそう。

そもそもこの問題には、考えるのに必要な材料が足りません。

速さを求める式は小学6年生で習います。

そのときに習ったことを「みはじ」って覚えていますか?

速さ=道のり÷時間

往復の平均の速さは、往復の道のり÷往復にかかった時間で求めることができます。

この問題の出し方だと道のりも時間もわからないのです。

しかもxを使うこともできません。

そこで仮の道のりを設定してしまいましょう。

子どもの学校までの徒歩の距離なので、4kmとします。

すると、往復の道のりは、4kmの倍なので、

4km×2=8km

そして、時間もそれぞれ求めます。

行きの時間は、道のり÷速さで求められるので、4÷4=1時間。

同じように帰りの時間は、4÷5=0.8時間。往復の時間は1+0.8=1.8時間

往復の平均の速さは、8km÷1.8時間=4.44444….

4.4kmという答えが出ますね。

ちなみに、道のりを6kmとした場合も、往復の平均の速さは4.44kmでした。

こんな感じで私にもあと2問出されました。

問題2 つるかめ算

鶴と亀が7匹います。両方合わせて足は20本です。鶴は何匹?

有名なつるかめ算ですね。私これ習った記憶ないんですが、やっぱり中学受験用の問題なのでしょうか?

鶴の足は2本。亀の足は4本。鶴と亀で1対6本です。3匹ずつで18本。あと2本だから、鶴1匹分。

ということは、鶴が…4匹でしょうか。

正しいつるかめ算は調べて追記します。

問題3

ある作業を1人は3時間かかる。もう1人は4時間かかる。2人でやると何時間かかるか?

簡単なようで難しい問題ですね。

3+4=7、7÷2=3.5時間でしょうか?

まとめ

3問ともその人に答えを聞いてないので、正解がわかりません。

参考にしてみてください。