Ninja Formsプラグインによるワードプレスのエラー検証 2021年7月

Web制作ハック

先日ワードプレスで作っているサイトの更新をしようとしたら、管理画面に入れなくなっていました。
ホームページも表示されません。

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いつから不具合になっていたかの調査

いつから表示されなくなっていたのか調査するために、アナリティクスを見てみたら、6月30日まではいつも通りにアクセスされていたのに、7月1日はアクセス0でした。たぶん6月30日~7月1日までの間に何かあったのでしょう。

FTPを調べてみると、ちょうど7月1日に更新されているプラグインがありました。

Ninja Formsです。

Ninja Formsプラグインをお問合せフォームとして使用していたのですが、同じくNinja Formsを使っている他のサイトでは不具合は発生していません。

では、このホームページとなにが違うのでしょうか?

とりあえず、管理画面にはアクセスできないので、FTPソフトでワードプレスが入っている場所にアクセスして、Ninja Formsプラグインを削除しました。ダウングレードでもよかったのかもしれませんが、早く復旧させたかったので。

Ninja Formsを削除したら、ホームページも管理画面もアクセスできるようになりました。

削除したら出たメッセージ

固定ページのお問合せを編集します。Ninja Formsのショートコードを削除して、contactfoam7を新たに設置し、ショートコードを追加。

これでひとまず、問題ないと思います。

考えられる原因と対策

・PHPバージョンが5.6.21と古いので、Ninja Formsプラグインの更新でPHPのバージョンに対応しないようになってしまったか?

⇒やはりこちらが原因だったようです。ワードプレスの公式サイトにプラグインの変更履歴がありました。それによると2021年7月5日にバージョンは3.5.6から3.5.7になり、以下のバグが解決と記載がありました。

7.0より前のPHPバージョンを使用しているサイトでプラグインがクラッシュする原因となっていたエラーを解決しました。

ワードプレス公式/Ninja-forms/開発

ただし、 WordPressでこのサイトを使い続けるなら早めにPHPのバージョンをアップした方が良いでしょうね。

まとめ

今回のことで分かったことは以下の2つです。

・プラグインの自動更新を有効化してあったため、自動更新の無効化を検討したい。

・定期的にバックアップを取っておくことがいざというときに安心。

この作業中、今まで使っていたFTPソフトでも不具合があったので、別の記事にまとめてみました。
よろしければそちらもご参考ください。

サイトの情報

参考までに、今回の不具合が発生した状況、環境についてサイトヘルスより抜粋して書いておきます。
※Ninja Formsは削除したのでありません。

wp-core

version: 5.7.2
site_language: ja
user_language: ja
https_status: true
multisite: false
user_registration: 0
blog_public: 1
default_comment_status: closed
environment_type: production
user_count: 9
dotorg_communication: true

wp-server

server_architecture: Linux 4.14.33-300.1.1.hl6.x86_64 x86_64
httpd_software: Apache
php_version: 5.6.21 64bit ←phpが古いバージョンだったため
php_sapi: cgi-fcgi